スプラトゥーン2がamazonで低評価なのはキル重視のゲームと化しているのではなくレベルデザインがクソだから
スプラトゥーン2が発売されて1ヵ月が経つ。
紹介映像が解禁したときは狂喜乱舞した。
修正されたマッチング
髪型の選択可能
スプラマニューバー
前作のリニューアルステージ
サーモンラン
そしてテンタクルズ(私はヒメ派)
前作の不満点をすべて解消してパワーアップしている。
まさしく約束された神ゲーの誕生!
・・・のはずだった
しかしamazonの評価を見てみよう。
ちなみに前作の評価は
・・・おかしい、何かがおかしい、なぜか星一つ少ない
前作の不満点をすべて解消したはず!
とりあえず、評価(購入者のみ)をかいつまんでみると
・曲がダサい
いいじゃないか、まるでイカ天ブームからコムテツサウンドへムーブメントが変わるように時代の流れを感じる
・インクアーマーがずるい
自分がそのブキを持てばいいのでは
・ヒッセンが強すぎる
自分がそのブキを(ry
というよりヒッセンは適正距離とインク管理が難しいから素人にはお勧めできない
あとヒッセン持っても必ず勝てるわけじゃないよ!
・ステージが変わって長射程が生かし切れない
下見をしようぜ、あと決め打ちは大事な
・ナワバリバトルも殺伐、マップ中央の激戦地になだれ込むだけ
・マップが狭くなったせいでたんなる撃ち合いのゲームになってしまった
・もはやただのキルゲー
・・・
スプラトゥーン2はちゃんとした塗るゲーだよ!
いや、むしろ塗るゲーを強調している部分があるよ
塗りポイントチャレンジはあるし。
対戦結果の表記方法が変わって誰が戦犯なのかわからなくなったのいい
何よりスペシャル使用回数が表示されるのがうれしいところ
スペシャル使用回数が多い=たくさん塗って生き残っている
ということだ
さらにアシストキルが表示されるのでエイムがだめでもスペシャルでキルできたりすることが評価されるので塗り専にやさしい!
そして何よりもゴミエイムでもS+は取れる(ソースは俺!)
なぜだ・・・?何かがあったに違いない・・・
まあ、以上の低評価に関しては
チンパン乙www
練習動画見ろよ
とか
エイム練習しろよ
とか言ってもいいが、この低評価というのは何か根本的な問題が潜んでいるのではないかと
というよりかタイトルに書いてあるように結論から言うと
レベルデザインがクソ
なんですよね
低評価のコメントを見て
スプラトゥーン2=エイム力があるやつが最強のゲーム
だと思われているのですよ
否定はしないけど実際は違う
野球で例えるなら全員4番打者でも勝てないんですよ
人数差、射程距離、導線など複数の要素が絡んでくる。
こんなに複雑で面白い要素が絡んでいるのに
なぜか
スプラトゥーン2=エイムのできるやつが最強のゲーム
と思われている。
どうしてそういった思考に陥るのかというとヒーローモードに問題が
このヒーローモードの問題シーンを見てほしい。
ステージ4のボス、タコツボビバノンである
ボス戦でいきなり初見でろくすっぽも当てられない3ステージぐらいしか使っていないチャージャー持たされてこのボスである
殺すぞこの腐れカブトガニ
ボスぐらい好きな武器使ってもいいじゃない!(魂の叫び)
必死にハイカラシティのために戦ってるんだから!
本来は塗ることが大切なことなのに任天堂自身がエイム力を鍛えることを推奨している。
俺たちはエイム力を鍛えることを強いられているんだ!
いやー本当にエイムが強いられること、ホタルちゃんからはあそこ狙えここ狙え、狙うための風船はポンポン出てくる。
終盤になっても塗る要素ほとんどなし。
あったとしてもイカ潜伏をしてやり過ごす程度
そして最初はブキは自由に選べない
これほど苦痛なシングルモードがあっただろうか
そしてヒーローモードというやりたくもないエイム練習を叩き込まれて次に投げ出されるのは
サーモンラン
意外だと思うがこのサーモンランもエイム力思想の元凶の一つでもある。
しかしサーモンランいいことづくめ。
・負けてもポイントはもらえるのでやり続ければお金がもらえる。
・強いギアもたまに手に入る。
・対人戦ではないのでそこまでは悔しくはない。
しかし現実は
はいご存知のクソパッド
基本ボムでないと処理できない。
そして頭を狙わないといけないバクダン
後ろを狙わないといけないヘビ
ミサイルを狙って撃ち落とさないと不利になるコウモリ
極めつけは弱点が回転して狙いが動き続けるグリル
・・・
俺たちはエイム力を鍛えることを強いられているんだ!
そしてエイム力思想が染まっているところでナワバリ、ガチバトルですよ。
まー率先的に中央に行くわね
そしてやられてまた中央に向かう仲間、そして目の前でやられる、そして躊躇なく中央へ
てめぇの頭はサーモンランかよ?
スプラトゥーンが人気になったのは従来のFPSとは違ってポップな雰囲気&エイムがなくても「塗る」ことで貢献できることだと思っている
エイム力がない初心者でも塗ってスペシャルを発動することで有利にすることができる、自分なりのプレイスタイルを確立できる、そしてそのプレイスタイルでそのままS+に行ける可能性がある
しかし続編のスプラトゥーン2はどうだ、最初の時点でエイム力が大事ということを叩き込まれ、実際に対人戦をやるとよりエイムのよりうまいやつに潰される。
相手に当たらない、このブキが強いブキだ、このスペシャルが強いスペシャルだ
いざ挑んでみると全然勝てない。
ギア厳選しても当たらない勝てない。
エイム練習しても当たらない勝てない。
・・・コンナハズジャナカッタ。
カテナイ、ツマラナイ、このゲームはクソ。
そりゃ低評価が増えるわけですわな
本来エイム力以外のプレイスタイルがあるのに、ヒーローモードでそれを提示できていない。
挙句の果てには公式Twitterがタイムアタックでエイム力があるとこんなことできますよと言っている始末。
エイム力に染まった連中しかいないイカ世界に未来はあるのか、いやない。
ただただ衰退するのを待つだけだ。
ではどうすればよかったのか?
スプラトゥーンにはこんなボスがいた。
「タコツボール」という硬い装甲だが、インクに沈めることで倒すことができるボスだ。
「塗らないと勝てない」ということを体現した敵だ。
こういったサーモンランでもいいから追加してほしかった。
また、終盤ステージだけだが、ステージを二手に分かれさせるのはどうだろうか
正面切って物陰に隠れ続けてエイム力を信じて挑む。
あるいは、入り組んだ裏道を通り後ろから不意打ちをかける。
序盤だと、いきなり選択肢が増えて困るが、終盤であれば頭に入れても損はない。
あと自分はプログラマーなのですべて詰め込もうとは言わない。
ヒーローモードのブキに関してはもっと絞っておけばよかったのではないかと。
ブラスターはシュータの一つだし、フデはローラーの一種だったので追加しなくてもよかったのではないかと。
最後に
マリオブラザーズは1-1の時点で完成されたレベルデザインと言われている。
1-1の時点でジャンプの飛距離、アイテムの使い方を習得できるようになっている。
おそらくマリオのレベルデザインをスプラトーンにも応用したかったのかもしれない。
しかしインクリングとマリオは違う、マリオは基本ジャンプしかできないが、インクリングはジャンプもできるし、インクを塗ることもできる、イカセンプクもできるのだ。
だからこそ、スプラトゥーンにはスプラトゥーン独自のレベルデザインが必要だったのだと思う。
枯れた技術の水平思考が枯れたまま使用されてしまったのだ。
あと、ゴミエイムでもS+は取れるよ(ソースはry)
これに関してはまた別の機会に